

新刊が出ました。25日発売です。右はカバーをとったところ。
『悪魔と博覧会』
著者:エリック・ラーソン
訳者:野中邦子
出版社:文藝春秋
刊行年:2006年4月25日
判型:46版ハードカバー
ページ数:510 分厚いです!
ISBN: 4-16-368090-X
値段本体:2952円
原書:the Davil and the White City Murder, Magic, and Madness at the Fair That Changed America by Eric Karson, 2003
帯の文句:超大国アメリカの出発点を画した壮麗な博覧会――その陰に女性を解剖し、殺す美男の医師が潜んでいた。
医師の名はH・H・ホームズ。英国の切り裂きジャックと踵を接してアメリカに現れた連続殺人犯。一人の刑事が足跡を追って全米を巡り、ついにその仮面を剥ぐ。世界博覧会の栄光と異様な犯罪の対照を描く重量級ノンフィクション。
〈訳者からひとこと〉
帯の文を読むと犯罪ものみたいですが、私としては芸術(建築)と社会のあり方を描いた、きわめて人間的な群像劇と読みました。博覧会を成功させるまでの苦難と努力はまるでプロジェクトXのようです。
シカゴの建築も魅力たっぷりで、ついにシカゴまで行って建築ツアーを敢行したほど。
野心的で、ある意味での才能に恵まれ、ハンサムで、人間的な魅力をもち、その一方で大きなコンプレックスを抱えた建築家バーナムと殺人者ホームズ。共通点のある二人の人間が、一人は栄光を求め、一人は暗黒の世界に堕したのか。人間性の謎を思わずにいられない。
博覧会をめぐる大勢の人びとの成功と挫折、輝きと失意にいろどられた個々の人生を見るのもすごく面白かった。
『栄光と夢』『アスピリン・エイジ』『オンリー・イエスタデイ』などの本が大好きだったことからしても、私がこの本に惚れこんだのは当然という感じです。
とても好きな本。
装丁も、一見、原書とまるで違うので「えっ?」と思いましたが、よく見ると、文字が人のかたちになっていて、色はオペラピンクだし、カバーを外すときれいな白とブルーで、いいなぁと思いはじめました。
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